かご収納で、暮らしをたのしく整える。シーン別8つの収納アイデア。
家具を買い足さないときに
収納アイテムとしておススメしたいのは、
天然素材を使ったかごです。
かご収納のいいところは、
・お部屋の雰囲気をやわらかくしてくれる
・物を出し入れしやすい
・素材のちがうカゴを並べても統一感が出せる
・さまざまな素材、形、デザイン、大きさが選べる
など、
収納しながらインテリアを楽しめるところです。
10代の頃からカゴの魅力にはまり、
雑貨ショップで働くきっかけになりました。
そんな私の収納アイデアを
部屋別にご紹介します。
かご収納のデメリットと解決策についてもふれていますので、
参考にしてみてください。
目次
キッチン編
目隠しとストック管理に
キッチンの消耗品や調味料はカラフルなパッケージも多く
どうしても雑多な印象になりがち。
そこで、カゴに収納してしまえば、
ほどよく隠すことができます。
また、引き出しに比べ奥まで見渡しやすく
使い忘れを防止できます。
ストック収納には
物がたくさん入り整理しやすい、四角いカゴを選びました。
軽さを生かして高い場所に
キッチンにある棚。
自分の身長より高いところは
重くて割れやすいガラス類は危ないので
カゴ収納を取り入れています。
フランス柳のカゴにはふきんを。
お気に入りのカゴなら
畳んでしまう作業も楽しめています。
リビング&ダイニング編
電化製品のハードな印象をやわらげる
天然素材で編まれたカゴの一番の魅力は
素材のあたたかさ。
無機質なテレビまわりには
カゴを置いて雰囲気をやわらかく。
母が編んだ籐のカゴにリモコンをしまっています。
使ったらここに戻すことをルールにすると
迷子にもなりません。
持ち運びたいものは、持ち手つきバスケットに
四角くて皮の持ち手がついたモロッコバッグには
よく使う書類を入れています。
自分用のデスクがないので、
ダイニングで作業したいときに
さっと移動できて便利です。
メイク用品などの収納にも使える方法です。
ランドリー編
通気性がほしいタオル収納に
編み目の大きいアラログバスケット(※)に
湿気の多くなりがちな脱衣所で
タオルを収納しています。
※アラログ・・・籐の一種。まばらな太さのつるが素朴な印象。
入浴後にサッと取り出せるのも
かご収納のいいところです。
吊るして収納場所を確保する
洗面所には収納が少なく、
ドライヤーを置く場所がありませんでした。
そこで、モロッコバッグに入れて
乾燥機のラックに吊るしたところ、
使い勝手もばつぐん。
自立しにくいカゴは、入れる物で形が変わるので
特殊な形のモノも受け止めてくれます。
ちなみに、
となりの布バッグには
洗濯ネットが入っています。
ベッドルーム編
とりあえず・・・の一時置きに大きめのカゴを
日中にはベッドに置いているクッションや
羽織っていた上着など、眠る直前にしまいたいもの。
ベッド近くに収納できるカゴがあると
散らかりにくくなります。
予備のケットを入れておけば、
急に気温が変わった日も安心です。
玄関編
外出に必要な小物をカゴにまとめて
鍵や時計、マスクなど、
お出かけに必要な物をカバンに入れ忘れて靴をはき、
また靴を脱いで取りに行く・・・という事が多かったので、
玄関の靴箱の上に北欧風バスケットを置きました。
やわらかい素材なので
ポンポンと放り込みやすく、
見た目にもほっこりします。
かご収納のデメリットと解決策
天然素材ならではのデメリットもあります。
注意したいことと
わたしが実践している解決策もご紹介します。
ホコリがたまりやすい
編み目に隙間があるので、
プラスチックなどのボックスと比べると
ほこりがたまりやすくなります。
定期的にお掃除をしたり
目隠しを兼ねて布をかけたりしています。
湿気が多いと、カビが生えることもある
以前、住んでいたマンションの修繕工事で
数か月、窓を開けられない状態だったとき、
押し入れに入れっぱなしだったカゴが
カビだらけになったことがあります。
洗って干したら元通りになりましたが、
置きっぱなしにせず
ときどき取り出すようにしました。
また、ホコリがカビの栄養となってしまうので、
ついでに中身を出してお手入れします。
中の物がひっかかりやすい
自然素材で編まれているので、
タオルや衣類はひっかかることがあります。
布張りのカゴを使ったり、
中に布をひいたりしています。
劣化することも
長年愛用していると、やはり劣化が。
特に安価なかごは劣化しやすい傾向があります。
大好きなカゴは
補修しながら大切に使っています。
↑ヨガマットを入れているカゴ。
持ち手がひっかかって危なかったので
革ひもを巻きました
水濡れOK!ザリーンのバスケット
濡れても大丈夫なカゴもあります。
洗濯物を入れて運ぶのに使っているのが、
こちら、ドイツのザリーンのバスケット↓
ポリプロピレンの入った素材で
丈夫で洗えるバスケットですが、
一見すると自然素材かと思うくらい
クオリティーの高いカゴです。
10年以上、毎日重たい洗濯物を運んでいたら
多少持ち手が劣化してきましたが、
まだまだ現役です。
お気に入りのかごを味方に
いろんな暮らしに寄り添ってくれる
頼もしいアイテムのカゴ。
片づけることを目的に
かごを購入するのもいいのですが、
まずは気に入ったカゴを手に入れる、
というのもおすすめです。
カゴは存在そのものに
暮らしを豊かにしてくれる力がある
と思うからです。
たとえば
美しい編み方のリトアニアのカゴ。
普段はこんな風に壁に飾っておいて
果物がたくさん届いたら
テーブルに入れて飾ろう、という風に。
収納するモノや場所に合わせて
素材や大きさ、デザインを選んで
かご収納を楽しんでみてください。
片づけるという家しごとが、
愛おしい時間になりますように。