ウエスで掃除をラクにする。作り方は簡単、使い方は無限大。
朝、窓を開けたときに
サッシがけっこう汚れていたり、
牛乳パックを手に取ったら
下に白い跡があったり。
日常の中のふと気になった汚れ。
そのときは気になっても、
すぐ忘れてしまいます。
でもそんな時、
すぐ手が届くところに
使い捨てのぞうきんがあったら、
掃除のハードルが下がりませんか。
前回の記事で、
コンロの汚れがひどい時に
ウエスを使っていることを書きました。
使い捨てできるウエスは
とても頼もしい存在です。
なぜなら、ウエスがあれば
・ぞうきんを洗わなくていい
・市販のシートを買わなくてもいい
・気軽に使えるから掃除する気になる
というメリットがあるからです。
今日は、そのウエスについて
お伝えしていきたいと思います。
ウエスとは?
家事について書かれた本や雑誌で
ウエスが紹介されていることがあります。
初めてその単語を目にした時、
「ウエスって?何語??」と思いました。
調べてみて、もともとは
機械類の油や汚れをふく
古布のことを言うのだと分かりました。
英語のWasteがなまって
「ウエス」になったそうです。
辞書で調べてみると、
「くず」「ごみ」などの意味があると分かりました。
新品の布についた油分は洗うと取れるため、
古い布の方が
水分や油分をよく吸収するのだそうです。
ウエスに向いている生地
綿でできたタオルやTシャツなど、
吸水性のいい布が使いやすいです。
ウエスに向いていない生地
・ワイシャツのようにうすい生地
・ウール
⇒水を吸いにくい
・デニム
⇒硬すぎる
場合によっては傷がついてしまう
フリースは、水を吸いませんが
ほこりを取るので乾拭きに使えます。
ウエスの作り方
好きなサイズに切ります。
手芸用の裁ちばさみが切りやすいです。
写真のように、
手の平くらいだと使いやすいです。
ただ、タオル類は切ると
糸くずがぽろぽろ出ます。
ハサミで少し切り目を入れてから、
手でビリビリさくと大丈夫です。
左がハサミで切ったもの、右が手で裂いたものです。
でも、裂くのが面倒で
大きいままになっています・・・。
タオルは汚れがよく取れるので、
今日は掃除するぞ~
という時に使っています。
ウエスのおすすめの使い方
油や土、水あかなど、汚れがひどく、
拭いたら洗うのが大変だな
という時こそ、出番です。
たとえば、雨上がりのベランダに
雨上がりの日は、お掃除日和です。
水分で汚れが取れやすくなっているので、
らくちん掃除のチャンスです。
物干し竿が濡れていたら、
まず乾いたウエスで拭きます。
そのまま、
ベランダの気になるところを拭いていきます。
こんな時は、
カットせずに放っていた古タオルの
大判ウエスが活躍してくれます。
そのほかにも、窓拭きや靴みがきなど、
いろんな使い方ができますね。
ウエスのストック場所
すぐ手に取れるよう、
キッチン、洗面所、靴箱、と
色んな場所に置いています。
ちょっと拭きたいな、
という時、後回しにしないためです。
ウエスがあれば
ウエスはぞうきんと一緒で、
掃除機やほうきなどに比べ
汚れが近くに見えるため、
ていねいに掃除できるように思います。
また、使い捨てなので、
ぞうきんを洗うときに必要な
水や洗剤もいりません。
着られなくなった服を
使い切ることもできますね。
母はよく「子どもが着ていた服は
ハサミが入れられない。」と言います。
服はモノですが、思いがあるからですよね。
だから古着をウエスにする時は
ちょっと切ないのです。
ハサミを入れながら
「今までありがとう」
そうじに使って捨てる時には
「おかげでキレイになったよー」
と心の中で感謝することにしています。
ウエスがすぐ近くにあれば、
掃除がきっとラクになります。
そうじは料理とちがって、
ゼロの状態に戻す作業ですよね。
だから、頑張っても
ほめてもらえる事は少ないし、
達成感はあまりないかもしれません。
でも、
ふと気になった汚れを
気軽にそうじしていれば、
キレイにできた!という小さな達成感が
たくさん積み重なっていきます。
自分や子どもが失敗して、
何かをこぼしても、
「大丈夫、ウエスがあった」
という、おおらかな気持ちでいられます。
日常にウエスを用意することで、
気楽なそうじ習慣を取り入れてみませんか。