バナナが余ってしまったら、かんたんパウンドケーキにしよう
ふと見ると、完熟バナナが4本。
そこでバナナをつかったお菓子を作ることにしました。
みなさんは、お菓子をつくる時、レシピを見ながら作りますか?
わたしは数字がなかなか頭に入らないので、目分量ではダメなお菓子は、いつもレシピを引っぱり出してきて作ります。
そんなわたしが、たったひとつだけ、レシピを見ずに作るお菓子があります。
それがパウンドケーキです。
材料がシンプルなので、思い立ったら気軽に作ることができます。
バナナなどフルーツのほか、チョコ、抹茶、アーモンドパウダーなどを加え、いろんなアレンジで楽しめます。
お菓子作りはあんまりしない、という方にも、是非つくってみてほしい、簡単シンプルレシピです。
ラッピングのアイディアと、かわいいバナナのレシピ本も、一緒にご紹介します。
目次
バナナパウンドケーキの作り方
バター・・・100g
さとう・・・100g
薄力粉・・・100g
たまご・・・2こ
ベーキングパウダー・・・3g
バナナ・・・1本
①バターは室温に戻してやわらかくしておく。
今回は気温が低かったので、湯せんにかけました。
②さとうを加えて、泡だて器で混ぜる。
③たまごを加えて、さらに混ぜる。
④薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れ、ゴムべらで粉がなくなるまでさっくり混ぜる。
⑤クッキングペーパーをしいた型に生地を入れ、表面を平らにする。
⑥輪切りにしたバナナを乗せる。
⑦170度に予熱したオーブンで50分焼く。
⑧焼きあがったら、網に乗せて冷ます。
レシピにまつわる思い出
このレシピは、長男がお腹にいたころ、会いに来てくれた昔の上司に教わりました。
雑貨店で働く前、小学校で事務のお仕事をしていた時、とてもお世話になった方です。
給食のない日には、料理が苦手なわたしのために、お弁当をつくってきて下さったこともありました。
手土産の、手作りパウンドケーキを一緒に食べながら、
「材料は、小麦粉、バター、さとうを、100、100、100。」
「たまごを2つに、ベーキングパウダー。」
「さとうは80くらいに減らしてもいいから。」と教えてくれました。
その言葉を今でも思い出しながら、パウンドケーキをつくります。
次男が小学生になってから、喫茶店で働いていたときがありました。
ランチの定食は、コーヒーとデザートがセットでした。
ある日、お店のデザートがなくなりそうになり、「作れる?」と聞かれました。
「パウンドケーキなら・・・」と、お店にあったマーガリンで代用し、なんとかその日のデザートを用意しました。
100、100、100・・・シンプルなレシピを覚えていたから、助かった記憶です。
パウンドケーキのラッピング
手づくりのお菓子をつくったら、ちょっとしたプレゼントにしてみませんか。
たとえば、ケーキを焼く時に使ったクッキングペーパーでも、ラッピングができます。
①クッキングペーパーを、ケーキが包めるサイズに切る。
②クッキングペーパーの1辺を1cmほど折る。
②折った部分が上にくるように重ね、余った部分はケーキの下に折り込む。
③紐やリボンを十字に結んで、できあがり。
今回は、麻ひもと毛糸を使い、木の実、紅茶で染めたカード、レースペーパーを付けました。
バナナがたくさん出てくるレシピ本
松長絵菜さん著「バナナがあったらどうするの?」(女子栄養大学出版部)は、バナナのお菓子のレシピ本です。
かわいい写真と文字をながめているだけで、幸せな気持ちになります。
お菓子はなくても生きていけるけど・・・
ちょっと一息つきたいとき、大切な人と過ごすとき、お菓子の存在がほっとさせてくれますよね。
子どもが学校から帰ってきたとき、「お菓子つくったよー」と言って迎えられる日は、自分の方がうれしかったりします。
初めて出逢ったレシピはうまくいかない時もありますね。
でも上手にできた時は、またひとつ、自分の引き出しが増えたような、うれしい気持ちになります。
このレシピで、みなさんの幸せな時間をお手伝いできたら幸いです。